いけいけ練習日記

昨日の練習報告。ちょいと長いです。
まずはSさん指導で「樹とともに…」1曲目おさらい。これほんと、何回も何回も何回もさらって音の流れを頭にしみ込ませるところからいかないと、やばい。何せテンポが速い。暗記しないと、うじゃうじゃ出てくるアクセント、テヌート、強弱記号等に対応する余裕がない。

先生がいらしてから声を出すのを一旦止めて「宿題」の確認が行われました。即ち、つぶてソングの歌詞のうち
“怒りは怒りを許せるのか。”
“…教えたいものなぞないのなら、なおさら何を信じればよいのか”
の意味を考えよ。というものでした。
出席した全員が発表しました。各々似ているようで、当然微妙に感じ方、捉え方(着眼点)が異なります。そのことを先生は指摘。全員でひとつの音を作るなら、込める思いの「最大公約数」を見出だす必要がある。

・・・詩というものに対し、20人いたら20人分の解釈があるのは当然のことですが、それを「合唱」にする作業というのは「解釈」とは別の次のステップである。ということ、同時に、
「解釈」=ここまで詩の意味を考える という作業を、今まで殆どやっていないということを、
改めて認識。

いつも先生の解釈を一方的に聞くことが多かったですが、昨日のこの時間は、本当に有意義でした。

その後、Ⅳステの曲を練習しました。島歌やっぱりいいわあ〜

・・・
もうひとつ、どうしても書いておきたいことが。
アルトのUさんが、病気治療のため急遽しばらくお休みになります。Uさんから皆へご挨拶がありました。そのメッセージをブログに載せて良いかとご本人に伺ったところ、私が再現仕切れなかった完全版を頂戴しましたので、そのままご紹介致します。

『今のこの現状にしっかり目を見据えて、未完成な曲を完成すべく、先生の元に一層に結集して欲しい。そして今年の曲のメッセージを、演奏会に足を運んでくださる方々の心に届けて欲しい。
シャンティの皆なら、お互い気持ちは通じているよね。何かがあったら結集して熱くなるのがシャンティ!!
今年の曲を皆の心を寄せて、熱く歌い上げてください。
私も医学の進歩に期待して、祈って、練習に復帰して定期演奏会に乗れるべく、もう1人のYさんとともにがんばります。』

ご自身の辛さからではなく、抜けることでもしや団の士気が下がってはとの懸念からの“公表”だったそうです。

こんな、素晴らしい人達に出会えるシャンティーが私は好きです。

我々は当然ながら5月にUさんと定演に乗る気ですが、メモにしてきたのを嗚咽しながら読み上げられたことに、命懸けの思いを感じました。Uさん留守の間、いっそう気を引き締めて頑張らなければと思います。