いけいけ練習日記 4/4

今日はネタ豊富ですよ。
和合亮一さんの朗読会に参加してきました。
・その足で井の頭公園の桜をチラ見しました。
・Bちゃんが夜なべでこしらえた花見弁当を、諸般の事情により我々が食べ散らかしました。
・Aさんがシャンティーに戻ってきました!

一昨年からシャンティーでは、和合亮一氏作詞・新実徳英氏作曲の「つぶてソング」に取り組み、震災の記憶と想いを受け継ぐ一助となろうとしています。そのため練習でも、詩の解釈について議論したりしていますが、今回Hさえちゃんが朗読会の情報を見つけてくれ、数人で参加しました。
『言葉のふるさとへの冒険』朗読&トーク:和合亮一

吉祥寺の小さなカフェが満席で、和合さんは目の前、2mも離れていないところにいて、自身の活動や想いを語りまた冗談も交えつつ、20編ほどの詩と過去のエッセイなどを朗読されました。
詩のテーマは、震災に関するもの、日常生活からのもの、とりどりでした。
演劇もされていたという和合さんは、立ち上がったりまた腰かけたり、手振り、身を乗り出し、囁くような声から咆哮のような叫びまで…「詩の朗読」と聞いてイメージしていたものよりずっとダイナミックでした。

朗読されたもののうち10編ほどは「4月の13篇の詩」としてオフィシャルサイトに公開されているので、(しばらくは?)自由に読むことができます。
当方はその中でやっぱり、海という文字の中にが良かった…。震災の詩であることと、三好達治「郷愁」の一節が引用されていて合唱人としてややテンション上りました(笑)

また、今後南相馬で、流された神社再建と慰霊のために企画中の“神楽”の舞台で、和合氏が読まれる内容を披露されたのがすごかったです。古典語?と、スキャットと、普通の詩、の順で構成され、地底から湧き上りマグマが噴出するような勢いで、神々、悲しみ、祈り、魂、といったイメージがどんどん溢れてくる感じでした。

そんな中で、和合さんが詩に対する想いをコメントされたうち、特に印象深かったのを幾つか。
「(鎮魂の詩を綴るため)言葉にならない言葉を探したい。言葉にならなかった気持ちを、書いていきたい」
「詩はたくさんの引き出しを持っている。アジテーション、というか。薬草のような思いを詩にこめ、いわじわ効いてくるようなものにしたい。辿り着きたいところは常に祈り、願い、といったものだが、しかしいつも同じ方法では言い尽くせない。」
まだまだ紹介したいところですがこの辺で…。秋にも朗読会が行われるそうです。

写真撮影&HP掲載も快くご了承いただきました!どうもありがとうございます☆

この後、参加者も一緒に井の頭公園へのお花見歩き、カフェに戻って懇親会、というプログラムだったのですが、我々は練習があるので泣く泣く終了(T_T)
でも折角ここまで来てるので、今年まだ一度も桜を見てないというHさえちゃんのため(笑)ちらっと足を延ばしました。
かなり散りかけ、今年の花見ギリギリ滑り込みという風情。それもあってか物凄い人出でした!

その花見ですが、実はBちゃん、この日の朝に別件でお花見企画があり、そのためのお料理を大量に寝ずに仕込んだものの、天気が崩れる?との予測から中止になったそうで…
結果、大御馳走の行き場がなくなって、シャンティーですっかり頂戴させていただきました。Bちゃん本当にご馳走様です!!美味しかったーーー!!

↑「タッパー」は単なる名詞ではなく登録商標だったという衝撃の事実を知らされた、所以の、1個1000円ほどするらしい「本物のタッパー」!!

そして最後、しつこくラブコールを送り続けたAさんがついに復団してくれました☆ありがとう!また宜しくお願いします!