いけいけ練習日記 4/9

ベース待ちでアンサンブルを始めるまでの時間、初心者のために「長三度」「短三度」について改めて先生から講義がありました。
長三度の上に短三度を重ねて完全五度。完全五度を転回すると完全四度。移動ドでどこの音から始めても、完全五度+完全四度で進行するのが全音階のルール。ピアノなど学んだ人は感覚的にわかりますが、人にわかるように説明するのは難しいことです。
改めて考えると、なぜE-Fの間とB-Cの間だけ半音なのか、なぜそうでないと綺麗に聴こえないのか、とても不思議です。ピアノを習い始めた子供の頃も不思議でした、なんでこの2か所、黒鍵なくて歯抜けになってるの???と。ピタゴラス音律の仕組みを正確に理解すればよいのでしょうけど、物理・数学に弱いとさっぱり(>_<)
(そのうち勉強しよ〜・・・)

それから絵画の話(カラヴァッジョ展の「マグダラのマリア」から)になって、先生からの問い。
音楽や絵画とは、いったい何か?
音楽、絵画、彫像、それらの違いと、共通するものは何か?

答えは、いずれも「心を表現するもの」である。
表現手法が違うだけ。
音楽も、絵画も、彫像もその他様々な芸術も、作者の思いの丈が打ち込まれている。

そういう話を聞いて翌日、たまたまNHKで「SONGLINE 歌い継ぐ者たち」を観ました。「人はなぜ歌うのか?」というタイトル、すごい巡り合わせと思い、出掛けようとした腰をまた下ろして鑑賞。
固有の文字を持たない2つの部族を福山氏が訪問するドキュメンタリーで、詳細は割愛しますがそこで語られた名言

・歌は目的を持つことができる(オーストラリアアボリジニ、ヨルング族)
・歌は無形の文字である(中国少数民族、トン族)

「歌」とはなにかという問いへの答えは、多々あると思いますが、文字を持たず歌で伝統を受け継ぎ伝える人たちの、歌に込める霊力のようなものを感じるとともに、歌の根源とは何かの示唆がありました。

歌は、命そのものを表現するものかもしれない。


次回もきっとまた新しい発見があるシャンティーです。
あなたも一緒に、歌いながらいろいろ発見しませんか?\(^o^)/